食品会社の品質管理

私は食品会社に勤務しています。

 

配属されております部署は品質管理室でこの部署の責任者です。

 

 

 

仕事の内容としましては製造している商品の品質検査です。

 

品質の検査は3種類に分かれます。

 

1種類目は味や香り、粘土など視覚や味覚など感覚に関わる検査です。

 

実際に商品を食べて品質を確認しております。

 

2種類目は化学的分析です。商品のpH、塩分、糖分などを分析機器を用いて測定します。

 

この検査は化学的な分析を行いますから専門知識、機械の操作経験などが求められます。

 

その為、農学部、薬学部の出身者が活躍しています。

 

最後に3種類目の微生物検査です。

 

食品の中に人間に害を与える菌が居ないか検査を行います。

 

公定法と呼ばれる定められた検査方法に従って検査を行います。

 

農学部、薬学部の出身者に加え、臨床剣技師の資格保有者も活躍しています。

 

 

 

これだけ検査をして商品を出荷していても年に数回、品質不良や異物混入などのお問い合わせを頂きます。

 

この際、営業が回収してきた商品を調査して報告書にまとめるのも品質管理室の大事な仕事です。

 

実は、検査をしたけど商品に異常が無い場合がほとんどです。

 

その場合、正直にお客様に報告するのですが、報告の仕方によってはお客様を憤慨させてしまう事もあります。

 

商品に問題が無かった時の報告が一番神経を使います。

 

 

 

また、定期的に工場の中を監査して衛生上問題がある場所を指摘するのも品質管理室の大事な仕事です。

 

製造現場の人達は実績を生産効率で判断されますから衛生よりも製造効率に軸足を置きがちなのです。

 

その為、定期的に監査して事故につながる危険性のある場所は改善を求めます。

 

多くの会社で製造現場と品質管理室の人間関係が良くないのはこの監査が原因です。

 

品質管理室の人は製造現場の人よりも高学歴の人が良いため給料も高価です。

 

そしてプライドの高い人も多いため、製造現場の人達を下に見る人が多いのです。

 

これは組織として大きな間違いです。

 

その為、私は必ず同じ立場で話をします。

 

そして改善に取り組む時は必ず現場に降りて率先して手伝うようにしています。

 

そうすることで、現場と品質管理室の壁が無くなり結果として早急で確実な改善が実現するのです。

 

 

 

品質管理の仕事と聞くと白衣を着てかっこいい仕事というイメージをお持ちの方が多いと思います。

 

しかし、現実は非常に泥臭くて苦労の多い仕事です。

 

例えば製造や営業は一定のノルマをクリアすればそれが評価に繋がります。

 

品質管理の仕事はノルマはありませんが1つのミスも許されないのです。

 

100点が当たり前。その為、1つのミスでどんどんと減点されてしまうのです。

 

笑い話で品質管理に携わる人はストレス抱えて短命に終わると言います。

 

本当に苦労の多い仕事なのです。

 

では、そんな苦労の多い仕事になぜ従事しているか?

 

それ私含め品質管理という仕事に携わる事にプライドも持っているからです。

 

そのプライドを維持するために苦労を乗り越えていくのです。